『炎の蜃気楼』1巻を読み終えました。←あれっ、卒論は?
1巻は健全な(笑) サイキック・アクション小説でした。
バトルに次ぐバトルです。真言唱えるのがかっこいい。
アニメで観た内容そのままなので、関さんと速水さんの声を脳内再生しながら読むことができました(笑)
しかし、戦国時代の武将が現代に怨霊として蘇り、天下を争うっていう発想はすごいなあと思う。天下を取れなかったもの、つまり負け組たちの物語なんだよね。
武田信玄なんかの有名どころも出てくるけど、主人公の上杉景虎なんて、普通の人は名前も知らないんじゃないだろうか。…私が歴史音痴なだけ?
景虎が謙信の幼名だってことは知ってたけどね。風林火山ちょっとだけ見てたから。(もっとちゃんと見ておけば良かった…)
その幼名を与えられるくらい気に入られていたのが景虎さんらしいです。
ウィキペディア読んでみると、謙信死後の家督争い(御館の乱)で悲劇的な最後を遂げているようです。彼もまた敗者なんですね。
日本人は敗者の物語大好きですよね。『平家物語』とか、『フランダースの犬』とか。(←海外では負け犬の物語らしい。めざましテレビでやってた 笑)
無常観ってやつが根づいてるんでしょうか。
炎ミラにおいて景虎に仕えているのが直江信綱。
彼は史実では御館の乱のとき、景虎の敵方、景勝側について景虎派討伐を行った人らしいです。そんな因縁深い二人が主従関係。この設定だけで涙が出るほどドキドキする…ドキドキする!(゜□゜;)
もうただで済むわけないよね!
これからどんな展開になっていくのか…読むのが楽しみであり、怖くもあります。
とりあえず早く狂犬な直江にたどり着きたいです(笑)
あ、今年も残り一時間弱ですね。皆様良いお年を!