夕べ『銀の鎮魂歌』を一気に読みました。
悲劇の王道って感じの作品でした。
シンプルなストーリーだからこそストレートに伝わってくるものがあります。
泣きました。
寝る前に泣くと朝爽やかに目覚められますね。
泣くのって健康にいいとか聞くし、一日一泣きしようかな。しようと思ってできるものじゃなさそうだけど(笑)
作中でイリスが話す「神は、ひとつの心を半分にちぎって、ふたつの身体に分けて封印されるのだと聞いたことがあります。それゆえ、裂かれた魂は痛みに震え、狂い、欠けた半分を欲して求め、互いが互いを悲しいほどに呼び合うのだそうです。」という話はプラトンの『饗宴』に出てくる寓話だかどこかの神話だか(曖昧) がモデルになってるんでしょうかね。
昔人間は男と男、女と女、男と女が背中合わせでくっついていた。あるとき人間を恐れた神さまが人間を真っ二つに引き裂いてしまった。人が愛しあうのは引き裂かれてしまった自分の半身を求めているからだ…とかいう話だったと思う。
「HEDWIG AND THE ANGRY INCH」というミュージカルの(私は映画でしか観たことないけど…)「ORIGIN OF LOVE」という曲もこの話がモデルになっています。
本読み終わった後無性に聴きたくなって、リピートしまくっています。
銀レクの雰囲気には合わないけどめちゃくちゃいい曲です。
そういえば銀レク主人公のキラはなんだか『風の大陸』のティーエを思い出させます。
外見が似てるから? あと儚げなところとか、清らかな感じが似ているのかも。
『風の大陸』にも魂の片割れ云々って話があったよなあ。イルアデル大好きだった…。
途中で買うのやめてしまったけどまた読みたくなってきたな。
銀レクで涙を流したばかりの私ですが、今日も吉原さんの本を買ってきてしまいましたよ。
今度は『渇愛』です。
お金ないのでブックオフで…。ハードカバーが105円でした。
買うとき表紙がちょっと恥ずかしかったです。ほら、私乙女だから(´ω`)
もう一冊売ってたよ! 買いなよ、「間の楔」貸した友人!