SF激愛ロマンと銘打たれた作品です。
舞台は近未来的な世界です。主人公はブロンディーと呼ばれる人工体のエリートであるイアソンと、スラムに生きるカリスマ的チーム・ヘッドのリキ。この相容れない二人が主とペットという歪んだ絆で結ばれ、やがて周囲を巻き込んで執着、憎悪、そして愛の物語を繰り広げていきます。
関さん目当てでドラマCDを聴いたことがすべての始まりでした。まさかこれほどハマるとは…。
まず「DARK-EROGENOUS」を聴き、関さん目当てのはずが塩沢さんの声にやられました。
イアソン様がすてきすぎます…。
関さん演じるリキにもドキドキしました。色気が…! 色気がああぁ!!!!←暴走
リキのペット時代のお話です。
原作読んだ後に聴きなおすと、ラストでものすごく泣けてきます。切ないです。
BGMがまた、泣かせようとしているとしか思えません。
CD再販お願いします。…お願いします!!
次に関さんが歌うリキのキャラソン「Midnight-Illusion」を聴きました。
この曲を聴いたことで関さんと楔ワールドにどっぷりハマってしまいました。
何でそんなに歌うまいんですか関さん!
けだるげで色気の漂う歌声はまさにリキそのもの。
もう虜です。
曲も歌詞もいいんだよなあ。
これ聴いてから私のmp3プレーヤーは関曲で埋まりました。
塩沢さんのモノローグがまたすばらしい破壊力で…!
外では聴けません。…聴いてるけど(笑)
しばらくは再生するたびに足元がふらつきました。最近はモノローグ中に足音が聞こえるとビクつくぐらいです。レベルアップ?←どうでもいい
CD再販してほしい。
この名曲を埋もれさせるのはほんっっっとうにもったいない(´Д`)
それから「間の楔」本編のドラマCDを聴きました。
結末に非常にショックを受けました。
いや、結末っていうかその前の段階かな。
ガイめ…!
最近CDを購入して改めて聴きました。
関さんの「抱けよ」を聴くためだけでも買う価値はあります。←うわあ
関さんの声はストイックな色気が滲み出ててもう大変です。イアソン様でなくても堕ちますよ!!!!
カッツェ演じる芳忠さんも良かった。
原作より年齢上に聞こえるし、優しすぎるような感じもするけれど、すごい安心感。いろいろ頼りたい(笑)
塩沢さんのイアソンは本当にすごいと思います。人工体の無機質さと人間としての感情が見事に同居していると思います。
Q2ダイヤルで流された塩沢さんとイアソン様(笑) のDJはおもしろすぎます。
塩沢さんの「さようならー」は聞くたびに切なくなっちゃいますが…。
CDには森内景生さん原作の「爪紅」の朗読も収録されていて、塩沢さんが一人五役を演じていらっしゃいます。
こっちもすごく良かった。少年声から老人声まで、見事に演じわけていらっしゃいます。
特に老人声は真に迫っていて、聴き入ってしまいます。
内容も赤江瀑チックな愛憎劇で非常に好みです。
CDの内容がいいのはもちろんなのですが、ブックレットの絵もすてきなんですよねー。
ケースから取り出して開いた瞬間に泣きそうになりました。
あとアンケートはがきがおもしろい。書くならコピー取った後だな(笑)
そしてOVAを観ました。
よくぞこんなに美しいアニメを作ってくださいました。
イアソン様ゴージャス! ラウール麗しい!(←ええそうです私は長髪フェチ)
キャラクターのデザイン、表情、動きがすばらしいのはもちろんですが、私が一番目を奪われたのは夜の街並みです。ずっと見ていたいくらいきれい。
ラストのイアソンとリキの動作、表情の一つ一つがいちいち泣けます。本当に心を許し合っているんだなってことが伝わってきて。
音楽がまた泣けるんだよなあ…。
DVD買わなきゃ…(゜口゜;)
その後ようやく原作を読みました。
CDやOVAでは描かれなかった登場人物の感情がわかって、もう感情移入しまくりです。
OVAのイアソン様はリキへの愛情垂れ流しのように見えたのですが、いろいろとジレンマ抱えてたんですね。
アニメより五割増しで鬼畜なのもすてきだ(笑)
リキのイアソンへの思いがきちんとわかる描写があって、うれしいと同時に切なかった。
何かが芽生え始めていたのに…ガイめ!
でもあのままずるずるいっても辛かったでしょうね。ガイの行動がなかったら、二人とも素直になれなかったでしょう。
ってことは、ガイって恋のキューピッド? 厄介者め!(←理不尽)
ガイはリキに理想を押しつけすぎなんですよね。
彼はリキ自身ではなく、3年前のカリスマ的存在だったリキを見ているような気がします。
まあ、リキのカリスマ性は簡単には忘れられないほど絶対的なものだったのでしょう。スラムで暮らしている人間にとっては理想の一つや二つ抱きたくなるような存在だったのでしょう。
わかるよ! わかるんだけどさ! それでも許せないもんは許せないんですよ…。
イアソン様もなかなか自己中なお方ですが、ブロンディーとしてのプライドとリキへの愛との狭間で苦悩していらっしゃるのが伝わってくるので、共感せずにはいられません。彼はリキ自身を見つめているし。
そうそう、キリエがなかなかの萌えキャラで驚きました。OVAやCDではウザいとしか思ってなかったのに(笑)
原作、CD、OVAでは「間の楔」の意味の伝え方がそれぞれ違います。カッツェが伝えるという部分は共通していますが。(←カッツェ大好きです。彼は一番読者の視点に近い人物ですよね。)
それぞれ味があっていいんだよなあ。
本人達が気づいていない絆が第三者であるカッツェには見えているんですよね。
リキがその意味を知るのはCDだけです。ラスト近くに間の楔についてのリキのセリフがあって、泣けます…。
それから『間の楔ー異聞 ミッドナイト・イリュージョン』を読みました。
リキとガイの馴れ初めのお話です。
ガイに非難が集中したから、それをフォローするために書かれたそうです。
しかしこれを読んでもガイへの好感度は全く変動しませんでした(^_^;)
ガイのリキへの特別な思いは本編で充分伝わってくるんですよ。それでも許せなかったわけですから、だめなもんはだめです。(←頑固者)
本自体はリキの出生についてとか、ガーディアンでの生活の様子とか、いろいろ知ることができてよかったです。
少年リキがものすごくかわいいし。
最初と最後にリキのペット時代がちょっと描かれているのもうれしい。
サントラに収録されているイアソンとリキのモノローグ入りの曲も聴きました。しばらく泣いて暮らしました。
切ねえよ…切ねえよ!!
リキの痛いくらいの反抗心とか、とまどい、イアソン様の愛なんかがすごく伝わってきます。
モノローグまとめたCDが欲しいです。モノローグと本編含めて一つの作品だと思います。
「MUSIC BEST "IASON"」にはモノローグ4曲だけなんですよね。何故…!
これ、収録曲がどこにも載っていないんですが、私が妙に気に入っているミダスの曲やユピテルの曲は入っているのかしら?
まあ、買うけどさ。←完全に堕ちた。
あと『クサビ同人誌ワールド』なるものを購入。オフィシャル・アンソロジーだそうで。
なかなかおもしろかったです。
掲載されていたキャラ診断をやってみたところ、リキタイプでした(笑)
うおーーーっイアソン様束縛してください!!!!←この時点でリキタイプではない(笑)
次は大幅に加筆修正されているという文庫版を読んでみようと思います。
リメイクCDは…今の感動を引きずったまま手を出す勇気はありません。キャストで気になるのは三木眞だけだし…。
それよりもまず旧楔関連のものを集めないと…!
だらだら書いたこの感想文、原稿用紙に換算してみたらなんと10枚ありました。私なにやってんだろう(笑)
この労力をなにか他のことに向けられたらひとかどの人間になれるのでしょうか。(←そんなことはない)